【宅建】過去問解説【税・その他】建物の種類と構造

今回の宅建士になるための過去問対策「税・その他」は、前回の「土地」に続いて「建物」についてです。

「建物」は「土地」と同様に試験に過去10年間連続で出題されています。

平成29年度の宅建試験で出題された過去問を解いてみましょう。

問題50
2)鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。

正しいか誤りか?

建築基準法を中心に試験に出題されるポイントを本文で解説していきます。
 

宅建過去問解説【税・その他】建物の種類と構造

建築物の構造耐力

建築物の構造耐力は建築基準法で規定されている。

下記の建築物は、国土交通大臣が定めた方法によるもの、または認定を受けたプログラムによるものによって確かめられる安全性を有すること。

・木造の建築物で3階以上、延べ面積500㎡、高さが13m、もしくは軒の高さが9mえるもの

・木造以外の建築物で2階以上、または延べ面積が200㎡えるもの

建築物に関する規定

構造計算の原則

構造耐力上主要な部分は、建築物に作用する水平力に耐えるように釣り合いよく配置する

基礎

建築物には、異なる構造方法による基礎を併用してはならない。

高さ13mまたは延べ面積3000㎡える建築物

当該建築物に作用する荷重が最下階の床面積の1㎡につき100キロニュートンを超えるものの基礎の底部は、原則として、良好な地盤に達していなければならない。

木造建築物

建築基準法施行令では、木造建築物について次のように規定されている。

木材・土台及び基礎

木材の品質は、節、腐れ、繊維の傾斜、丸み等による耐力上の欠点のない木材を使うこと。

構造耐力上主要な部分である柱で、最下階の部分に使用するものの下部には、土台を設けなければならない。

土台は、コンクリート造の布基礎に緊結しなければならない。

柱の小径

地階を除く階数が2を超える建築物の1階

・柱の小径:13.5cm以下を下回ってはならない。

・すみ柱:通し柱にしなければならない。

筋かい

筋かいは、その端部を柱と梁その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、くぎその他の金物で緊結しなければならない。

構造耐力上主要な軸組等

構造耐力上主要な部分である壁、柱及び横架材を木造とした建築物は、各階の梁間方向及び桁行方向に、それぞれを設け、または筋交いを入れた軸組をつりあいよく配置しなければならない。

構造耐力上主要な部分である継手または仕口

構造耐力上主要な部分である継手または仕口は、強度を高くするために、ボルト締、かすがい打、込み栓打、その他これらに類する構造方法により、緊結しなければならない。

外壁内部等の防腐措置等

構造耐力上主要な部分である柱、筋交い及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずる。

枠組壁工法(ツーバーフォー工法)

床、壁、天井、屋根などをパネル化しているため構造強度も強い。(特に耐震性が高い)

また、内壁・天井に石膏ボードを張るため、自然発生の火災にも強い。

なお、防火地域内であっても、在来工法による木造建物と同じく、一定の技術的基準を満たせば、3階建て(地階を除く)とすることができる。

鉄骨造

柱の脚部

構造耐力上主要な部分である柱の脚部は、アンカーボルトによる緊結その他の構造方法により基礎に緊結しなければならない。

柱の防火被覆

地階を除く階数が3以上の建築物

柱は、加熱開始から30分間、変形などが生じないように国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものまたは、認定を受けたものとしなければならない。

鉄骨の火災時における耐力は、約450℃で50%と極端に低下するので、この規定が設けられている。

鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造

金属である鉄は、粘り強さ(靭性)と引張強度を持ち、他方、水、セメント及び骨材(砂・砂利)を練り混ぜたコンクリートは圧縮強度を持つ。

この両者の長所を利用した構造の1つが鉄筋コンクリート造である。

なお、モルタルは水、セメント及び砂を混ぜ合わせたもので、モルタルに比べて砂利を加えたコンクリートの方が強度が強い

【宅建の過去問解説】まとめ「建物」

建物はいかがでしたか?

これも建築士の試験を受験した経験があるならば、簡単に解けますが、そうでなければ深入りする必要はありません。

過去問だけを覚えるのが無難です。

過去問題「建物」の解答と解説

問題50
2)鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。

 
解答:正しい
一般的に炭素量が多くなると硬度や引張強度は増大するが、加工しにくく、溶接性が悪くなる。

したがって、コンクリートと相性がいいのは、炭素量の少ない粘り強い鉄筋である。

(参照:【平成29年 問50項2】過去問解説より)

宅建試験に出るポイント

1)木造建物の耐震性を向上させるためには、屋根を軽くする壁に筋交いを設ける

仕口及び継手を金物で緊結する、土台をアンカーボルトで基礎に緊結するなどの方法がある。

2)鉄骨造は不燃構造であるが、鉄骨の火災時における耐力は極端に低下するので、耐火構造とするためにはモルタルその他耐火性のある材料で被覆する必要がある。

3)鉄は引張強度をもち、コンクリートは圧縮強度をもつ。
また、鉄とコンクリートの熱膨張率はほぼ等しい。

4)建物の構造を耐震性の面から分類すると、耐震構造・免震構造・制振構造の3種類がある。

宅建の科目別の勉強法!カリスマ講師達が教える合格の学習法とは?

テキストを探している人は、【宅建テキスト2020】独学におすすめは?人気の出版社別4シリーズを徹底比較!

過去問攻略が合格の鍵

【宅建】過去問おすすめ勉強法と問題集!私は過去問攻略で1ヶ月で合格した

 

通信講座の費用を安くしたい人は

フォーサイトの教育給付金制度で受講料が20%戻った申請方法と注意点

独学で悩んでいる人は、効率よく宅建対策ができる通信講座もおすすめです。

通信講座「宅建合格のコツがわかる無料の体験講座べスト5」で、宅建試験の攻略ポイントがわかります!

宅建合格者がおすすめの合格率の高い宅建【スタディング:STUDYing】、 宅建【フォーサイト】【ユーキャン】なども見逃せません。

★ この記事に関してご質問・ご意見があればコメント欄にお寄せください
コメント欄

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする