私は、令和元年に「マンション管理士」と「管理業務主任者」のダブル受験を経験しました。
結果は、「マンション管理士」には見事に落ちましたが、「管理業務主任者」には余裕の点数で合格できました!
「マンション管理士」と「管理業務主任者」は、試験範囲が重複するので試験対策がしやすいのは本当です。
ダブル受験が絶対におすすめです。
信じられないかもしれませんが、マンション管理士も一緒に勉強する方が、実は管理業務主任者にも合格しやすいです。
「マンション管理士試験」後の1週間の追い込み勉強で管理業務主任者には合格できた驚きの私の体験談をお伝えします。
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Contents
マンション管理士と管理業務主任者の2つの試験に挑戦した私は?
そもそも私は、ダブル受験を勉強する心構えも足りなかったです。
しかし、1週間の追い込み学習で最後まで諦めなかったことが、管理業務主任者の合格につながったと思います。
マンション管理士試験で失敗しても管理業務主任者に合格すれば、勝率は50%です。
ダブル受験の人は、敗者復活戦のチャンスが1回残っていると思えば気が楽になります。
以下、私のダブル受験の体験を申し込み時から紹介します。
マンション管理士の一発合格狙いだったが甘くはない現実
「マンション管理士」の難易度を全く自覚していなかったこともあり、申し込み当初は合格できると楽観的でした。(笑)
今から思えば本当に舐めていますが、知名度が高い「マンション管理士」に合格したかったので、「管理業務主任者」の合否は、正直どちらでも良かったです。
ダブル受験は、受験料が倍かかると思いながら、申込みもついでに行ったという感じでした。
(今は両方に申し込みをして本当に良かったです!)
多分、ダブル受験に挑戦する人の中には、私のように甘く考えて申し込みをする人もいると思います。
しかし、ダブル受験は、1つの資格を受験する人よりも2倍勉強する心構えで取り組まないと2つの資格試験には合格しません。
「マンション管理士」は毎年、受験者が減り続けている斜陽化の試験と思いがちですが、腐っても鯛?
勉強不足の人が簡単に合格するほど甘い資格ではありません。
マンション管理の需要はこれから増えてくるので、マンション管理士の人材は貴重になります。
質を保つために難易度が高い国家試験であり続ける現状は、当面は変わらないと思います。
マンション管理士は撃沈。慌てて管理業務主任者の対策に集中
楽観的な私でも両方が不合格になるかもしれないと実感した瞬間がありました。
「マンション管理士」試験日の夜に自己採点した時です。
本試験の出来がイマイチだったので不合格は予測していましたが、採点するまでは少し望みを持っていました。
しかし、「マンション管理士」の自己採点すると34点。
基準点に足りないので残念ながら不合格は確定。
その夜は疲れていましたが、不合格のモヤモヤした気持ちで寝れません。
起き上がって受講中の通信講座フォーサイトの「管理業務主任者」の模試を解いてみると30点。
「マンション管理士」よりも簡単な「管理業務主任者」でさえも試験1週間前なのに模試の合格基準点に足りない。
自分の実力不足を痛感しました。
しかし、30点ならば追い込めば何とかなると、すぐに気持ちを切り替えました。
試験1週間前から本格的に管理業務主任者の集中勉強を始めました。
(マンション管理士の試験会場の写真)
資格試験は不合格になると疲労感が倍増します。
1つの試験が終われば、本当に疲れ果ててテキストを見るのも嫌になります。
しかし、この1週間の踏ん張り次第で、ダブル受験で全敗するか?引き分けにできるか?が決まります。
「山が高いからといって、戻ってはならない。行けば超えられる。」
(フォーサイト道場破り「今日のひとこと」より)
この言葉に出会って1週間ベストを尽くそうと奮い立ちました。
管理業務主任者試験までの私の1週間の勉強法
約4ヶ月前から通信講座フォーサイトに申し込みましたが、合格に必要な500時間も勉強しませんでした。
2つの資格試験を勉強する余裕がなかったので、最初はマンション管理士の過去問題だけを解くのが精一杯でした。
1週間(試験日を除く6日間)の学習時間は合計45時間
11月の「マンション管理士」試験終了までは、「管理業務主任者」の過去問もほとんど解いていない状態でした。
有給2日使って会社を休み、3日間(木、金 土)は毎日10時間以上。
その他の平日は、隙間時間もフル活用して5時間以上は勉強しました。
1週間の追い込み勉強時間を計算すると合計45時間以上です。
残り1週間は過去問題集を中心に試験対策、動画の再視聴もする
残り時間はただ、管理業務主任者の過去問題を中心に学習しました。
今回、私が幸運だったことは試験対策に優れている通信講座フォーサイトを受講していたことです。
「管理業務主任者」の過去問題集は、合計4冊。
1週間しか残されていない私にとっては、分量は多かったです。
しかし、1ページあたりの問題数は1問から2問だけです。
問題集のページ数は多くても、問題の数は少ないので早く終わらせられます。
(私が使ったフォーサイトの管理業務主任者過去問題集の写真)
フォーサイトは合格率が全国平均の5倍以上、出題率の高い教材のノウハウ作りに優れています。
試験によく出題される問題ばかりが過去問題集では厳選されています。
普通に市販の過去問題集を1冊やるよりも試験対策は早く進みました。
私が一番便利だと感じたことは、最も出題率が高い同じ分野の過去問をが続くことです。
何度か同じ傾向の問題が続くと、数問解いて解説を熟読すれば、ほぼ理解できるようになります。
よって後の問題は、スムーズに解けるようになります。
試験によく出る重要ランクの問題以外は全て捨てた
よく出る重要ランク順にA・B・C・Dと優先順位がわかります。
私は時間がなかったので、Dは得意な建築の分野を除けば、最初からDCの問題は解かずに飛ばしました。
多くの受験生が正解できるA・Bランクの問題の取りこぼしがないように、得点できる問題だけを中心に勉強を繰り返しました。
自分の苦手な分野の問題は、最初から捨てることが、短期集中で合格するコツです。
(ただしマンション管理士の場合は、難易度が高いのでA・Bの問題だけでは通用しませんが)
理解が不十分な分野は動画講義で基礎を再確認する
他にも自分が理解できない箇所が幾つかあったので、動画の講座内容を再度視聴しました。
貴重な試験直前に動画講義を再視聴するのは、正直迷いましたが、私の場合は吉と出ました。
理解が不十分な箇所を再確認することで試験当日は点が伸びました。
動画を再視聴した後で過去問題を解くと解きやすくなります。
残り1週間前でも、週の前半であれば自分の苦手な分野だけ動画講義を再視聴するのはおすすめです。
ただし、これは全ての人には当てはまりません。
私のように一定の学習時間が確保できない人は、過去問題集を繰り返すだけの方が良いかもしれません。
フォーサイトは動画講義のコマ数も少ないので、直前に視聴するという無謀な勉強法をしても間に合いました。
45時間のうち、9時間を動画視聴に当ててもフォーサイトでは、1.5倍速で視聴すると8割以上の動画講義は終わります。
会社の昼休みだけでなく、朝、昼、晩の3食は、ほぼ全て動画を見ながら食べていました。
勉強を邪魔する5歳の息子は、試験前1週間は実家に預かってもらっていました。
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そして「マンション管理士」試験から1週間後。
爽やかな冬空?の日曜日に「管理業務主任者」試験を受け一発合格できました。
(管理業務主任者試験会場の写真)
最後までフォーサイトの過去問題集を試験直前まで解いていました。
(管理業務主任者試験当日に会場に持ち込んだフォーサイトの過去問題集)
会計の仕分け問題を直前にも解いたのですが、似た問題が出題されたお陰で全て得点できました。
(管理業務主任者本試験の直前に解いた会計の仕分問題)
毎回感じるのですが、資格試験の合否は最後は執念で決まります。
そして、自分に打ち勝って合格する瞬間は、本当に爽快な達成感があります。
この達成感が資格試験の醍醐味だと思います。
採点する前から手応えは感じていたのですが、自己採点後は合格に安堵しました。
その後は猛烈な睡魔が襲ってきてその夜は熟睡しました。
マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験のメリット
計画的に勉強できそうにない人は、最初は「管理業務主任者」だけを受験するのも一つの方法です。
しかし、私はしんどくても背伸びをしてダブル受験の挑戦をお勧めします。
そこまでダブル受験を強くすすめるのは、両方を勉強する方が合格しやすいからです。
「マンション管理士」と「管理業務主任者」は試験範囲の8割近くが重なります。
マンション管理士の試験に管理業務主任者の試験内容が出題
実は、「マンション管理士」に「管理業務主任者」試験の過去問題が出題されていました。
例えば、「管理業務主任者」の過去問で出題されていた「屋外通路は1.5m必要」正しいかどうか?
これは、令和元年の「マンション管理士」試験で出題されていました。
合格率が低いだけでなく、問題の難易度もマンション管理士の方が高いです。
資格名 | 平均の合格率 |
マンション管理士 | 8% |
管理業務主任者 | 20% |
過去問がそのまま出題されるのではなく、深い知識が問われる応用問題が多く出題されます。
だから、幅広く勉強する意味でも「管理業務主任者」も勉強しておく方が対応しやすいです。
その逆もあります。
「管理業務主任者」試験にも「マンション管理士」試験の過去問題が出題されています。
ダブル合格を目指す方が管理業務主任者の試験対策の実力がつく
今回、私が1週間の勉強の中で感じたのは、「マンション管理士」の勉強が無駄ではなかったことです。
「マンション管理士」の過去問しか解いていないくても、「管理業務主任者」の過去問を解けば、ほぼ8割は解けます。
「マンション管理士」の問題は難しいので、次に「管理業務主任者」の過去問を解くときは、難易度が易しく感じます。
実際に私が解いた感覚では「管理業務主任者」の方が、建築関係の問題を除けば、基礎問題が多く解きやすいです。
「管理業務主任者」の建築分野の出題は、毎年何が出るか?傾向がまだ読めないところがあります。
傾向が読めない分野であっても両方の過去問をやれば、ある程度は試験対策ができます。
管理業務主任者に合格すればマンション管理士は5点免除になる
「マンション管理士」に落ちても「管理業務主任者」に合格するメリットは他にもあります。
翌年の「マンション管理士」の一部の試験科目が免除されます。
宅建士試験などと同様に5点分の問題が免除されるので、初受験の人よりも断然有利になります。
以上のことから「管理業務主任者」に合格すると翌年の「マンション管理士」試験に有利です。
ダブル受験の場合は「マンション管理士」を優先して勉強
また、私も経験がありますが、ダブル受験の場合は「マンション管理士」と「管理業務主任者」は、どちらの勉強を優先すべきか?迷います
この場合は「マンション管理士」だと思います。
フォーサイトの主任講師の窪田先生も同じ意見です。
「マンション管理士」の勉強を優先するべきだと講義で話していました。
その理由は、試験の本丸は「マンション管理士」なので、最初はそれに集中する方が良いからです。
自分のレベルを上げようとすれば、難易度が高い方へ挑戦する勉強法がおすすめです。
難易度が高い試験は、油断しないのでモチベーションも上がります。
時間が足りなくなると管理業務主任者に学習を絞れば良い
ダブル受験の注意点は、どちらも中途半端だと両方が不合格に終わるリスクもあるということです。
しかし、これも途中で状況を判断して学習計画を修正すれば問題ありません。
勉強していて無理だと感じれば「管理業務主任者」だけに学習を絞れば良いと思います。
実際に最初はダブル受験を目指していても、途中から無理だと感じれば「管理業務主任者」だけに勉強を絞る受験生も少なくありません。
合格率8%の「マンション管理士」は簡単には取得できる資格ではありません。
それに比べると「管理業務主任者」の合格率は20%以上を超えるので合格しやすいです。
10月頃からでも資格試験は1つだけに集中しても十分間に合います。
「2兎を追う者1兎も得ず」の言葉通り、確実に勝てる勝負に集中する方が合格できます。
マンション管理士と管理業務主任者の2つを取得する方が有利
最後になりますが、「マンション管理士」と「管理業務主任者」の両方の資格を取得する方が、自分の仕事の強みになります。
その理由は、知名度が高いのは「マンション管理士」、独占業務があるのは「管理業務主任者」だからです。
マンションオーナーの間では、「マンション管理士」の知名度は高く、取得していれば信頼されます。
しかし、「マンション管理士」は名称独占の資格で、マンション管理士にしかできない独占業務は実際はありません。
マンションのコンサルティング業務は、資格者でなくても誰でもできます。
しかし、「管理業務主任者」は知名度がなくても、マンション管理の契約業務など資格者でしかできない独占業務があります。
両方を取得する方が、業務の幅も広がり他と差別化できます。
自分のキャリアアップの為にもぜひ、ダブル受験にチャレンジしてみてください。
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