マンション管理士と管理業務主任者試験で、ほぼ毎年出題されるのが「警備業法」と「防犯モデルマンション登録制度」です。
これらは少し暗記するだけで、確実に得点できるボーナス問題です。
マンションの設備・明るさは、実際に夜に現場で照度を確認すると覚えやすいです。
そこで、私が夜にマンションで具体的に各場所で照明の明るさを体感!
ここでは「警備業法」と「防犯モデルマンション登録制度」の出題ポイントのまとめました。
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Contents
警備業法と防犯モデルマンション登録制度
「警備業法」と「防犯モデルマンション登録制度」は、マンションの維持管理に関する法律では重要です。
マンション管理士の仕事は、治安や防犯体制にも注意を払う必要があることから試験にも毎年出題されています。
この2つの法律の意味を簡単に説明すると
「警備業法」とは、
警備業(警備を事業として営むこと、またそれをしようとする者)について定められている日本の法律である。
(ウィキペディアより)
警備業の適正な実務を実施するために必要な規則を定めている法律です。
「防犯モデルマンション登録制度」とは
防犯に配慮した構造や設備基準を満たしているマンションを各地域の防犯協会連合会等が認定・登録する制度です。
審査基準は、警察庁と国土交通省による「共同住宅の防犯上の留意事項」や「防犯に配慮した共同住宅の設計指針」で定められています。
その数十カ所に及ぶチェックのうちの一つに、下記で紹介する照明の明るさがあります。
マンション管理士試験に出題される警備業
警備業では認定のための要件と欠格事由が試験に出題されます。
警備業の認定が受けられない者 欠格事由 |
|
破産者で復権を得ない者が、業務を営むことができないのは、管理業務主任者と同じです。
【警備業の要件と認定】
- 主たる事務所の所在地を管轄する都道府県公安委員会
- 認定申請書を提出
- 認定書の有効期間は5年。
警備員の制限は、18歳未満の者は従事させてはなりません。
20歳未満という引っ掛け問題がよく出されます。
【機械警備業務】
警備業法は、警備業務、警備業、警備業者、警備員、機械警備業務や機械警備業があります。
この中でよく出題されるのが、機械警備業務です。
機械警備業務は、警備業務用機械装置を使用して行う警備業務です。
- 区域を管轄する公安委員会に届出
- 機械警備業者は、基地局ごとに、警備業務用機械装置の運用を監督
- 機械警備業務管理者を機械警備業務管理者資格者証の交付を受けている者のうちから、選任しなければならない。
マンション管理士で出題される照明の明るさを体感
マンション管理士でよく出題される分野が、下記の数字です。
(管理業務主任者試験では、ほとんど出題されません)
必要な照度(明るさ) | 場所 |
50ルクス以上 |
・共用玄関ホールの内側 |
20ルクス以上 | ・共用玄関ホールの外側 ・共用玄関以外の共用出入り口 ・共用廊下・共用階段 |
3ルクス以上 | ・駐車場 |
(参照引用:フォーサイト「テキスト03」より)
明るさを判断する基準になる目安です。
必要な照度(明るさ) | 場所 |
50ルクス以上 |
・10m先の人の顔、動作が明確にわかる |
20ルクス以上 | ・10m先の人の顔、動作がわかる程度 |
3ルクス以上 |
・4m先の人の挙動、姿勢が識別できる程度 |
(参照引用:フォーサイト「テキスト03」より)
数字を覚えるのも良いけれど、実際に体感する方が頭に入るので、写真でみていきましょう。
マンション「エントランス外部」の照明 20ルクス
マンション内のエントランスが、より明るく見えるように、外部の照明は室内よりも照度が低いです。
マンション屋内照明「エントランス内側」50ルクス
写真ではわかりにくいですが、はっきりと認識できる明るさです。
エントランスは、外部からも侵入されやすいので、防犯上からも明確に周囲がわかる明るさが必要です。
(マンションの撮影画像)
マンション共用メールコーナー(郵便受け)の照明 50ルクス
このマンションでは、メールコーナーは奥まった場所にあります。
ここでもメールコーナー前でも50ルクス以上が確保されています。
メールコーナー(郵便受け)の明るさもポストの名前が、はっきりと周囲が認識できる明るさです。
(マンションの撮影画像)
共用の郵便受けは、外部に面して設けられているので、出入りは自由なので、防犯に注意が必要です。
マンションエントランスホールの照明
(マンションの撮影画像)
マンションエレベーター内の照明 50ルクス
エレベーター内も密室になるので、10m先からも明確に動作が確認できる明るさが必要です。
余談になりますが、マンションは明るさが必要なことに対して、店舗のエレベーターの照明は違うことがあります。
ムード(雰囲気)を出すために、わざと暗めにされていたり、昼光色よりも電球色が好まれる場合もあります。
(マンションの撮影画像)
マンションの共用廊下の照明 20ルクス
エレベーターを降りた共用廊下は、20ルクスです。
各家の玄関前には、照明があるので、やや抑え気味の20ルクスぐらいの明るさで丁度良いです。
(マンションの撮影画像)
共用階段も同様に20ルクスです。
(マンションの撮影画像)
駐車場や駐輪場の明るさ 3ルクス
駐車場や駐輪場は、建物ほどの明るさは必要とされません。
マンションでも防犯体制は資産価値に関わる
凶悪な犯罪が増えてきた近年、マンションのセキュリティーの重要性は、年々高まっています。
防犯体制が整っているマンションは資産価値も上がるので、防犯カメラやオートロック機能は、当たり前のように導入されています。
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