宅建士の資格は、不動産や建築業界をはじめ就職先も多いことから人気の国家資格です。
平成30年の受験者も21万人以上を突破しました。
独学で資格取得を目指す人も多いですが、大手予備校の通学を検討する人もいます。
今回は、歴史のある大原の宅建講座について、宅建試験に合格した受講生の視点で口コミと評判を検証していきます。
Contents
大原の特徴
大原は簿記、税理士をはじめとするビジネス資格25講座を開講しています。
経理系の資格や公務員対策の講座では知名度が高いです。
通学用の教室は全国で30拠点あり、予約不要で参加料が無料の説明会も開催されています。
宅建などの法律系の資格でも大原は力をいれており、WEB講座など通信の受講形態の講座も用意されています。
(参照画像:資格の大原の公式ページより)
講座の費用
大原は受講生の学力レベルや環境に合わせて様々な講座が用意されています。
コース数が多く、説明を受けないと少しわかりにくいですが、通学と通信講座の2つから選べます。
【教室通学とDVD通学】
完全合格コース・入門パック | 【週2】169,000円 |
---|---|
完全合格コース・入門パック | 【週1】134,000円 |
完全合格コース | 【週1】101,000円 |
速修合格コース | 【経験者向け】120,000円 |
【通信講座】
WEB通信講座 完全合格コース・入門パック【週2】 |
169,000円 |
---|---|
WEB通信講座 完全合格コース・入門パック【週1】 |
134,000円 |
宅建士経験者向け | 39,000円 |
教材で学ぶ宅建士 | 39,000円 |
「宅建経験者向け」は宅建士の実務を理解している人が対象で初心者向けではありません。
「教材で学ぶ宅建士」は、補助教材のような位置づけのようです。
また宅建業者であれば10%割引になる制度もあります。
再受講割引制度
不合格で再度受講する人に対しての割引制度はあります。
・再受講割引(30%OFF)
・再受験割引(20%OFF)
資格の大原の長所と短所
教室通学と通信講座では価格差があまりないので、通学を選ぶ受講生が多いようです。
次は大原の長所と短所をまとめてみました。
【長所】フォロー体制が充実している
フォロー体制が充実しているのが資格の大原の一番のメリットです。
・自習室や教室開放や振替出席
・重複受講などができる
・無料のWebセミナーを配信
・教育給付金制度が使える(コースの制限あり)
・定例試験や模試試験の成績表を配布
・オリジナルテキストを使用
この重複受講とは、自分が受講している講座以外であっても条件付で受講できることです。
また、大原では過去問題を分析したオリジナルテキストを使用して講座を行っています。
【短所】教育給付金制度を使っても受講料が10万円以上になる
・受講料が10万円以上なるので経済的に負担・通信講座と通学の価格差がない
・通学したくても時間や場所の制限があれば難しい。
教室の維持費、人件費や広告費など様々な経費を考えると、講座費用が10万円以上になるのは仕方がないかもしれません。
通学の一番のデメリットは資格取得の費用コストが高くなることです。
問い合わせ先:公式ページ 宅建講座【資格の大原】より
大原の口コミと評判
大原は25講座を開講しているので、ネット上でも様々な口コミがあります。
その中でも良い口コミと悪い口コミを一部まとめてみました。
【良い口コミ】
・ライブで講義を行ってくれる講師が熱心で授業もわかりやすかった。
・振替制度、教室や自習室を無料で何度でも使用できるのは便利
・学校へ行く事でモチベーションを維持することができた
・事務の応対が親切で、不安を解消してもらえた。
通学の良さは、やはり生身の講師のライブ授業が受けられることで、その事を評価する口コミは多いです。
授業でわからないことがあっても直ぐに講師に質問できるの通学の良さです。
ただその一方で気になる口コミもありました。
【悪い口コミ】
・講師のレベルに差がある教室も中にはある。
・事務の対応が悪く不愉快な思いをした
・大原は資料の分量が多いでこなすのが大変、通学が続かなかった。
大原も講師は厳選して採用はしていますが、どうしても講師によって経験レベルに差が出るのは仕方がないです。
ライブは動画と違いレベルを均一化できない事もあります。
実際に無料体験講座に参加して、講師や学校との相性をみて判断することで、対策するしかないと思います。
通学でも試験に合格できない人の特徴
私は建築の資格試験で資格予備校への通学の経験があり、講師業も経験しています。
資格予備校の通学のメリットは誰よりもよくわかります。
通学の一番のメリットは、励まし合える仲間ができ、モチベーションが維持できることにあります。
また、良い講師に当たれば、ライブ授業の方が迫力もあり質問も常にできるので理解も深まります。
講師との距離が近いことも通学のメリットです。
しかし、宅建試験に合格できない人は、どんなに良い教材を使っても資格予備校へ通っても合格できないです。
【宅建に合格できない人の特徴】
・勉強できない事を何でも環境のせいにする
・宅建合格への意欲がない
どんな資格試験も同じですが、最後は勉強をやりきる力が必要になります。
逆に、その力さえあれば、通信講座でも独学でもどんな環境であっても合格できます。
通学で確実に合格する人は、かけた費用(=コスト)を意地でも取り戻そうとできる人です。
講座費用を節約したい人に有効な通信講座
通学には費用がかかる、宅建士をお得な費用で取得したい人には通信講座もおすすめです。
過去問を中心に出題傾向を分析したオリジナルテキストも使用しています。
通信講座であってもモチベーションを維持できるサポートも充実しています。
教室の維持費や人件費などの経費がかからないのでその分、通学の約半額の費用で受講できます。
宅建試験の合格者の目線で、おすすめの通信講座を比較してみました。
無料の体験講座もあるので、自分に合う通信講座を探すことができます。
※ 詳しくは:【宅建】通信講座おすすめ比較。合格者の私が本気で選ぶベスト5!で体感してみてください!