私は、試験1ヶ月前のどん底の状態から、2018年度の宅建試験に一発合格しました。
約4カ月前から勉強を始めましたが、仕事が忙しく途中で学習が中断。
本格的に勉強を再開して、試験勉強に集中したのは、約1ヶ月程です。
ここでは、模試の点数も最悪、どん底から逆転合格した私の経験を元に、短期必勝の宅建の勉強法を紹介します。
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勉強は中断の連続!1ヶ月前はどん底の模試の結果
私が宅建士に合格するまでの半年間のスケジュールは、決してお手本になりません。
恥ずかしい話ですが、勉強を始めようとするけれど、何度も中断してしていました。
私の学習の履歴を振り返ると、計画性がないので恥ずかしいです。
期間 | 勉強の履歴 |
4月 | ・宅建士の取得を決意、独学を始める |
5月 | ・仕事が忙しく、勉強が早々に中断 |
6月 | ・5月と同様に勉強は進まず ・6月の下旬に通信講座に申し込む |
7月 | ・通信講座もほぼ毎日放置状態 |
8月 | ・動画講義を視聴し始める(途中で中断し放置) |
9月 | ・試験1ヶ月前の模試が最悪の18点 |
10月 | ・試験3日前のAI模試で合格点41点を出す |
12月 | ・宅建士に合格! 合格点37点 |
最初は、独学だった私の場合は、テキストは購入したものの、ほとんど手をつけていない状態が続きました。
また、通信講座も購入後も放置状態で勉強が進まない期間が、試験直前1ヶ月前まで続きました。
勉強をやり始めては、直ぐに中断する繰り返し。
過去問は3年間分だけを、一回少し解いた程度で、講義動画も半分以上視聴していない状態でした。
模試の点数が18点、最悪だった私の試験1ヶ月前
私も宅建試験の約4週間前に、最初の模試を受講していた通信講座で受けました。
すると合格基準点の35点どころか全然届かない18点でした。
このまま受験すれば、宅建試験には不合格確定のどん底の状態。
勉強しなかった結果は、模試の点数ではっきりと出ます。
しかし、どん底の中でも悲観したり諦めるのは愚かなことです。
模試の結果が悪いことに落ちこむ暇があれば、1問でも問題を解く方が、生産的です。
宅建試験前の残り1ヶ月は、ひたすら過去問を解く
私は、通信講座で再度、試験の重要事項を把握することから始めました。
出題範囲が高い分野で、点が取れていない分野に絞り自分の弱点を集中的に補強することに決めました。
宅建業法で間違った分野の復習を重点的に通信講座の動画講義を視聴しました。
そして、宅建の過去10年分の問題で出題率が高い問題が、完璧に解けるまで集中的に学習し続けました。
すると、宅建試験の3日前に資格スクエアのAI模試を受けた時は40点以上が取れました。
勢いに乗って、そのまま本試験に突入。
結果的には37点で2018年度の宅建試験に合格しました。
私は運にも助けられたかもしれません。
また、短期集中型の勉強法は、集中力のある人以外には、おすすめできません。
しかし、私がここで一番伝えたいことは、最後まで諦めず、自分を信じて頑張る大切さです。
宅建試験の難易度であれば、残り1ヶ月でも合格できます。
勉強を始める前は、宅建の初心者でも十分に合格できるコツをまとめた記事がおすすめです。
★【宅建勉強法】素人でも宅建に3ヶ月で合格できる攻略法とノウハウ全集!
私の宅建試験までの4週間の勉強スケジュール
まず、できる時間は全て勉強時間に当てました。
4週間しか残っていなくても、毎日平均5時間ずつ勉強すれば、150時間になります。
私は試験直前の1ヵ月の平日(5日)は、毎日5時間勉強しました。
・5時間 × 20日 =100時間
そして、休日は1日8時間、勉強しました。
・8時間 × 8日 =64時間
勉強を追い上げた勉強時間は、約164時間です。
1ヵ月前は、「もう時間が無い」と思うのではなく、発想を転換することが大切です。
頑張れば「私は、まだ100時間以上も勉強できる!」と思うことです。
4週間前にした学習
・通信講座で、残りの動画講義を「宅建業法」を中心に視聴
・講義に付属している「演習テスト」の問題を解く
4週間前は、宅建業法の分野を中心に1.5倍速で講義動画をスピード視聴。
権利関係の民法など自分が苦手でわからない所は最初から飛ばしました。
ここで最も重視したことは、講義後で解く「演習テスト」です。
アウトプット重視の勉強法で、疑問点があればテキストを確認。
演習テストは満点になるまで繰り返しました。
それでもわからない時は、講師にメールで質問しました。
通信講座の良い面は、試験に出題される要点がわかる、疑問点が解消しやすいことです。
ここで決めていたことは、難しい問題は捨てる、点の取りやすい宅建業法などの学習に注力することです。
★ 宅建の科目別の勉強法!カリスマ講師達が教える合格の学習法とは?
また、私の受講していた通信講座は、質問が無制限だったので、アプトプットも兼ねて、疑問点を質問しました。
これも理解を深めるのに効果的でした。
3週間前にした学習
・「演習テスト」の問題を完全に終了
・「過去問題」7年分を一通り解く
この週から、演習テストだけでなく、過去問題を解く時間を増やし始めました。
通勤時間中もダラダラ解かないように、目的地に着くまでに何ページまで終わらすと決めました。
帰宅後は、毎日、時間を測り本試験のように過去問を一年ごとに50問ずつ解きました。
ただ、実際は2時間も時間は必要ないです。
読んでもわからない問題などを飛ばすと1時間弱で1回分が終わります。
最初の頃に時間がかかったのは、間違えた問題の復習です。
ただ、これも回を重ねるごとに、わかる問題が増えてくるので楽になってきます。
この時期の勉強法のコツは2点です。
・とにかくスピード重視で問題を解く。
・重要項目の問題のみ、徹底的に理解する。
50問解いても、最終的に7割、正解になれば良いぐらいの気持ちで気楽に解いてください。
2週間前にした学習
・「過去問題」7年分で間違った問題のみを解く
・ 気分転換に、残り過去問の3年分を解く
この時期が、この1ヶ月の中でも最も苦しく、最後に息切れしてきます。
とにかく間違った問題のみを再度解くことを繰り返します。
理想はこの時期で過去7年分は、3周、間違った問題のみを繰り返し解いてください。
正解すれば、その問題は解く必要がありません。
★ 過去問題を解く勉強法について詳しくは >>>【宅建】過去問おすすめ問題集と勉強法!私は過去問攻略で1ヶ月で合格した」
1週間前にした学習
・「過去問題」で間違った問題のみを解く
・ 気分転換に、残り過去問の3年分を解く
この時期が、この1ヶ月の中でも最も苦しく、最後に息切れしてきます。
しかし、過去問も解く問題が減ってくるので、気持ちは楽になってきます。
そして、過去問の3周目を繰り返す頃には、記憶の定着が良くなってきます。
1週間前までに過去問は3回ぐらいは、繰り返して欲しいものです。
時間の無い人は、過去問7年分のみを完璧にするのがおすすめです。
残り3年分の過去問は、私は気分転換にプレ本試験のつもりで解きました。
当然、最初から難解な問題は捨てます。
基礎問題を中心に確実に点が取れそうな問題に注力します。
3日前にした学習
・AI模試を解く
・模試の復習
この時期には、過去問は4周目に突入していました。
間違った箇所を抜き出して、2枚の紙にまとめて書いていました。
過去問を4周ぐらいした人であれば、模試は合格点以上取れます。
これは私の経験上、本当です!
模試の点数が良かったので、かなり気持ちは楽になりました。
前日にした学習
最後まで、ダメ押しで過去問の5周目を解きました。
この頃には、4周目でも間違った問題は激減しているので、10年分をもう一度、繰り返しても1日あれば終了します。
前日は土曜日なので、丸1日あれば勉強できます。
前日は、ほどほどにしてゆっくり休む。という選択肢はありませんでした。
最後まで過去問を解きまくり、間違った箇所を書き出したメモの暗記を繰り返しました。
前日でもしぶとく、10時間近く勉強したと記憶しています。
朝から集中して勉強したので疲れて、その日は早く寝れました。
当日した勉強法
朝、6時に起床。
もう、過去問は解かずに、最後の見直し程度にとどめます。
試験会場に早めに着いて、資格予備校が配る「統計48問」を覚えました。
この時に注意することは、その場で焦って新しいことを覚えようとしないことです。
★ 宅建試験日の私の体験記【2019年度】試験スケジュールと注意点
宅建試験前1ヶ月の勉強法を振り返ってみて
「宅建試験は過去問題を5回繰り返すと合格できる」という話を聞いたことがありました。
よって、1ヶ月の間に猛スピードで追い上げました。
3分の2以上残っていた通信講座の動画を受講し、猛烈な勢いで関連テキストや復習プリントも解きました。
過去問題も模試代わりに、毎日、時間を計って繰り返しました。
通勤時間以外にも、仕事が終った夜、朝早く起きて4時から勉強しました。
ただ、短期集中は、体力と気力が必要とされるので、かなりハードです。
勉強時間の捻出のために家族にもかなり迷惑をかけましたが、家事など協力してもらえたのは、助かりました。
ただ、今回の短期集中の良かったことは、また新たな成功体験ができたことです。
過去問を5回、短期間で繰り返し学習したことは、かなり達成感がありました。
ギリギリまで踏ん張って、死に物狂いで粘ることは、試験勉強では大切なことだと改めて感じています。
今回、合格できた秘訣は、精神面の影響も大きいです。
3日前にやった模試の結果が良かったこともあり、必ず合格できるという自信が持てたことも良かったです。
自信を持つためにも、試験勉強は限られた時間の中でベストを尽くす方が悔いが残りません。
私の体験談が、少しでも受験生の皆様のお役に立てれば嬉しいです。
最後まで諦めずに頑張ってください。
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