「マンションの構造・設備」の分野を学習して驚きました。
建築士試験の内容とよく似ている、ついでに言えば、実務で馴染みのある用語がバンバン出てくる。
建築士の私にとっては、嬉しい内容でした!
断言します。
建築士でマンションに関わる仕事をしている人は、「マンション管理士」と「管理業務主任者」がおすすめです。
合格しやすい超有利な資格です。
マンションの構造と設備の出題範囲
まず、建築士が有利な理由は、「マンションの構造・設備」の問題が、毎年10問も出題されることです。
8割取れれば、かなり合格に近づきます。
【マンション管理士】 | ・毎年10問 |
・給水設備、水道法 ・排水設備、下水道法 ・消防用設備、消防法 |
・目標:8点 | ||
【管理業務主者】 | ・毎年9問 | |
・目標:7点 |
出題範囲は幅広く、内容も簡単ではありませんが、建築士の4科目の試験に耐えてきた?
建築士達には特に難解な問題とは、感じないと思います。
例えば、マンションの構造なので、材料ではコンクリートに関して、よく出題されます。
下記の内容、建築士試験では、見覚えあるでしょう!
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また図解だけでなく、文章でもわかりやすく説明され、暗記する部分は赤字で明記されています。
(道場破り動画講義「フォーサイト:テキスト04」の画像より)
「マンション構造」の学習のポイント
「材料と構法による分類」は、建物の構法の種類などは、理解する必要があります。
特にRC造(鉄筋コンクリート構造)は、20階以下のマンションでは、多く採用されている構法なので重要です。
「防災方法に分類」では、「防火構造」、「耐火構造」や「準耐火構造」の違い。
「免震構造」や「制振構造」について、建物の骨組みのダンパーなどの意味も問われます。
他にも「基礎構造」と「上部構造」も頻繁に出題されます。
基礎の定義や「基礎スラブ」と「地業」についても覚えてください。
初めて勉強する人にとっては、試験範囲が広いので、捨てる分野は早めに見切って、メリハリをつけた学習法が必要です。
「建築設備」の学習のポイント
マンションなので当然ですが、設備の知識は特に必要です。
【4つの給水方式】
・水道直結方式
・高置水槽方式(重力方式)
・圧力タンク方式
・タンクなしブースター方式(ポンプ直送方式)
「受水層」や「圧力タンク」が必要かどうか?などチェックです。
受水槽などの数字も覚える必要があります。
・水槽底部には1/100
・水抜き管の排水口空間 最小150mm
・水槽の容量はマンション全体で1日の使用水量の1/2程度、高置水槽は1/10
・点検マンホール 有効内径60cm以上
・点検用マンホール面 受水槽上面より10cm以上立ち上げ
マンションでは、消防用設備や維持管理の知識も問われます。
【消防の用に供する設備等の種類】
・消火器及び簡易消火器具 延べ面積150m2以上のマンションに設置
・屋内消火栓設備 「1号消火栓」2人以上、「2号消火栓」1人以上
・スプリンクラー設備 放水圧力0.1メガパスカル以上、放水量50ℓ、水源の水量4m3以上
・屋外消火栓設備 耐火建築物9,000m2以上、準耐火建築物6,000m2以上、その他の建築物3,000m2以上
・自動火災報知設備 延べ面積500m2以上のマンションに設置
建築士試験よりもマニアックな問題も出る
「マンション管理士」や「管理業務主任者」の試験らしく、マンション設備は建築士よりもマニアックな問題が出題されます。
その一つが、「洗浄方法の種類」です。
・高圧洗浄法
・スネークワイヤー法
・ロッド法
・ウオーターラム法
また、受変電設備についても出題されます。
共用部分の契約電力の総量が50kw以上の時に、マンションの敷地内に設けられる「借室変電設備」です。
マンション内に設置される自家用電気工作物は、「事業用電気工作物」になるのが、通常の一般家庭の「一般用電気工作物」とは違うところです。
(マンションの設備設計を専門にしている建築士であれば、知っている事が多いですが)
このようなマニアックな問題でも、建築士であれば、仕事に役立つ新しい知識が増えるので、楽しく勉強できるのも利点です。
建築士の人は、圧倒的に有利な試験なので、自分の仕事の幅を広げる為にも、挑戦するのがおすすめです。
試験勉強は夏が本番!です。
この時期にどれだけ頑張れるか?によって後の試験勉強が順調に進むかどうか?が切ります。
(引用:バカボン君さんによる写真ACからの写真)
受験生の皆様、体調に気をつけて頑張りましょう!
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