中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格です。経営の診断業務、法律の知識、財務会計などビジネスで必要な知識を有する専門家として認知されやすいです。
経営系の資格の中では人気資格です。
ここでは中小企業診断士の難易度と合格率と難易度。
資格取得のメリットや弱点について紹介します。
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中小企業診断士の難易度と合格率
中小企業診断士の試験は学科(1次試験)と筆記(2次試験)があります。
令和元年度の中小企業診断士の第1次試験の学科の合格率
申込者数 |
受験者数1 |
受験者数2 |
試験合格者数 |
試験合格率 |
21,163人 |
17,386人 |
14,691人 |
4,444人 |
30.2% |
(引用:一般社団法人 中小企業診断協会より)
令和元年度の中小企業診断士第2次試験の筆記試験の合格率
申込者数
|
筆記試験の受験者数(A)
|
口述試験を受験する資格を得た方の数(B)
|
(B)/(A)
|
6,161人
|
5,954人
|
1,091人
|
18.3%
|
(引用:一般社団法人 中小企業診断協会より)
一次試験の科目
学科は2日間です。
A | 経済学・経済政策 |
B | 財務・会計 |
C | 企業経営理論 |
D | 運営管理 ( オペレーション・マネジメント ) |
E | 経営法務 |
F | 経営情報システム |
G | 中小企業経営・中小企業政策 |
幅広い分野が出題されるので、簡単には取得できる資格ではありません。
ただ、仕事ですぐに役立つ知識が得られるメリットもあります。
例えば経営法務などは、特許や経営上に必要なことが学べます。
中小企業診断士を取得するメリットと弱点
経営者と同視線で物事を考えられるのがデキる中小企業診断士です。
中小企業と行政・金融機関等を繋ぐ重要なパイプ役にもなれます。
経営者の片腕にもなる仕事は非常に面白いとやり甲斐を感じる中小企業診断士も多いです。
私の知る中小企業診断士も担当する中小企業に成果が現れて感謝された時が一番、やり甲斐になると話していました。
売上げが伸びて顧客から感謝される事は、お金だけではない喜びがあります。
では、その資格のメリットと弱点をまとめました。
中小企業診断士資格のメリット
どの業界でも経営スキルは必要なので、中小企業診断士は汎用性が高い資格です。
経済産業大臣が一定のレベル以上の経営コンサルティング能力を持った者を登録する資格制度です。
転職や独立で評価されやすいです。
日本では、近年の起業ブームで中小企業が増えると予測できることから、これからも需要にも期待できます。
さらに自分が持っている資格に付加価値をつける効果もあります。
例えば、宅建と中小企業診断士をダブル取得をする人は、不動産を通じて経営的な視点からオーナーへ資産形成を助言することもできます。
自分の専門分野にプラス経営センスも加わるので強みも出ます。
また、診断士の集まりもあるので、人脈も広がり自分が成長できる空間に飛び込めるのも資格のメリットです。
中小企業診断士資格の弱点
しかし、中小企業診断士にはデメリットもあります。
汎用性の高い経営スキルがあると認定される国家資格ですが、独占業務が無いことが弱点と言われています。
経営コンサルティングは、資格を取得していなくてもできます。
ただ、信頼面や自分の自信になるのが大きいと言う取得者も多いです。
独占業務がなくても、何にでも知識が応用できる資格を持つことは自分の強みになります。
強みがあれば、最強の資格になります。