資格試験の勉強法は、「独学」「通信講座」「学校への通学」の3つがあります。
宅建に合格する為には、どの勉強方法を選べば良いか?悩む人も多いです。
宅建に合格した人の体験談を聞くと、成功する勉強法は人それぞれです。
私は2018年度は宅建試験に合格し、様々な建築や不動産系の資格を取得しました。
【私が合格した資格一覧】
- 一級建築士
- 二級建築士
- 宅建士
- 管理業務主任者
- インテリコーディネーター
- AFT1級カラーコーディネーター
独学で初受験合格した資格もあれば、学校に通学して多額の受講費用を支払い、3回目の受験で合格した資格もあります。
(★ 参考記事:日建学院と資格学院2つの一級建築士の製図講座に通い合格した私の体験談)
独学、通信、通学の全てを経験した結果、通信講座が最もコスパが良い取得方法です。
ここでは通信講座のメリットとデメリットを中心に、独学と通学とも比較してお伝えします。
★ 通信講座は、合格率が高い理由とは? >>【宅建フォーサイト】評判と口コミは?元受講生の私が合格率71.5%の理由を語る
Contents
通信講座のメリットとデメリット
通信講座のメリットとデメリットについてまとめました。
通信講座のメリット
通信講座の最大の魅力は、教室の維持費や人件費を抑えられるので、その分、講座の費用を安くできる事です。
動画のビデオ講義を行う宅建講師も選ばれた1人だけです。
録画された講座のレベルにバラツキがなく質が安定しています。
- 費用が学校通学よりも安いが、受験ノウハウが充実している
- 時間が取れない人でも空き時間で、どこでも勉強できる
- 余分な授業を受けなくても済む。教材を選択できる
- 受講動画を早送りで聞くと授業の時間短縮ができる
- 自分のペースで前倒しで勉強を進める事ができる
通信講座のデメリット
短所は、独りで勉強するので、自分のレベルが把握しにくい、モチベーションが上がらないなどです。
自主的に勉強する必要があるのは、独学と同じです。
- スケジュール管理が出来ない人は勉強が遅れやすい
- 授業のビデオで分からない箇所は、メールで質問する必要がある
- 周囲の受験生とのレベル差が分かりにくい
- 独りで勉強するので、通学よりモチベーションが保ちにくい
デメリットの解決法
上記の問題を解決する為に、通信講座では様々な対策をしています。
合格に最低限必要な内容に絞った講義で、効率よく学習が進められます。
動画やDVDで全ての講座を受講する事ができ、通信講座でも上手に利用すれば、通学と同等の効果が見込めます。
- 合格者祝い返金制度がある
- 直前講座で模試を実施してレベルを把握させる
- ネット上でスケジュール管理が簡単にできるシステムを構築
- 質問相談で受講生の疑問や悩みを受付
私が最もモチベーションが上がったのは、合格すれば、受講料から幾らか返金される祝い返金制度でした。
私はエルエーを受講して合格返金制度を使いましたが、合格後、受講料の半分が返金されたので嬉しかったです。
独学と大きく違う点は、受験ノウハウが得られ、効率よく短い勉強で合格に近づく事が出来ることです。
合格者率が高い実績のある通信講座は幾つかあります。
独学で学力が伸び悩む人は、効率よく宅建対策ができる通信講座もおすすめです。
自宅からネットで無料視聴できる公開講座の動画もあるので、申込み前に気軽に相性をみる事もできます。
★【宅建】通信講座の選び方は?おすすめの無料体験講座ベスト5
宅建試験の攻略ポイントがわかります!
独学と通学のメリットとデメリットと比べると?
次は「通学」と「独学」それぞれのメリットとデメリットを紹介。
通信講座と比較してみます。
通学のメリット
資格勉強に平均10万〜20万の費用が出せる。
また自力で勉強する事が難しいは、強制的に勉強の環境が作れる資格予備校への通学を選ぶ人が多いです。
お金を払うから必死になれる人もいます。
宅建の資格予備校では、独自のノウハウを提供しています。
難関資格であれば、講師から授業で直接学ぶ方が早く理解でき、モチベーションが上がります。
- 学校へ通う事でスケジュール調整ができる
- 理解できない事があれば、すぐに先生に直接質問が出来る
- 共に励ましあえる仲間が作りやすい
- 周囲と比べられるので、自分のレベルが把握しやすい
- 受験のノウハウが豊富、全般的に合格率が高い
学校へ通学する良さは、マラソンのペースメーカーの様に勉強を進めやすいことです。
周囲の受講生と比べて自分のレベルも把握できるので、モチベーションも上がります。
私の場合、学校に通学して一番良かった点は、共に励まし勉強し合った友人ができた事でした。
受験後から今でも交流は長く続いている人もいます。
また受講生だった事が縁で、資格取得後に講師のアルバイトにも学校から声がかかるなどの仕事に繋がる利点がありました。
リアルな対面の機会がない通信講座では、得られにくいメリットです。
通学のデメリット
しかし、通学には費用面が高くなるなどのデメリットもあります。
- 費用が高い
- 授業が自分に合わない場合でも、全部の授業を聞く必要がある
- 暗記、宿題、復習など個人で努力しないと成果はでない
- 通学する時間が取れない人は、学校へ通わなくなる
もし授業のレベルが合わない場合は、授業を受ける拘束時間が無駄になります。
これらの資格予備校の多くは、無料の体験講座を開催しています。
自分の通学範囲に学校があれば、無料の体験講座受けて講師のレベルを判断する事もできます。
★(参考記事:宅建【大原】の口コミと評判を宅建合格者が検証!通学でも合格できない人の特徴とは?)
また忙しく通学する時間が取れない人は、ライブの講義と同じ内容がネットで発信されるオンライン学習になります。
オンライン学習になっても講座の価格が変わらない学校も多いです。
仕事が忙しい人は、自分の自由時間で勉強が進めやすい通信講座や独学を選ぶ方がおすすめです。
独学のメリット
既に宅建の知識を持ち、独りで勉強できる習慣がある人には独学が最も向いています。
独学を選ぶ人の多くは、取得費用が安い事を1番のメリットにあげています。
- 取得費用が一番安い
- 時間が取れない人でも空き時間で、どこでも勉強できる
- 自分のペースで前倒しで勉強を進める事ができる
独学のデメリット
独学は費用は安くても宅建の初心者には、あまりおすすめできない勉強方法だと言われています。
過去問題を解くにも、問題に出る法令の意味自体を理解するまでに時間がかかります。
勉強が自己流になるので、間違った理解をしていても気が付かない事があります。
- 受験対策のノウハウを得る事が難しい
- 解らない事があっても質問ができない
- 自分のレベルが把握できず、モチベーションを保ちにくい
- 間違った知識を覚えても気がつかない
- 周囲の受験生とのレベル差が全くわからない
私も最初は独学で宅建受験を目指していましたが、途中から通信講座を申し込みました。
その理由は、勉強時間の節約です。
宅建の最短の合格を目指している私には独学は効率が悪かったです。
建築士の試験と出題範囲が同じ「法令上の制限」は、独学でも理解する事はできました。
しかし、専門外の分野は、基礎からポイントを教えて貰わないと短期間で習得は難しいです。
特に私は、民法の権利関係の法令の意味を理解するのに時間がかかりました。
また正確に理解出来ているのか?独学では検証が難しいです。
実際に私も講師にメールで質問することで、自分の勘違いに気がついた事が何度かありました。
近年の宅建試験は、単に暗記するだけでは通用しなくなりました。
過去問を機械的に暗記するだけでは、言い回しが変えたひねった応用問題が解けなくなります。
しかし、法律の知識が既にある、意思が強く独りで勉強できる人は、独学でも大丈夫です。
司法書士や弁護士の受験経験のある人は、独学で宅建を取得する人も多いです。
★ 独学でも合格できるノウハウは
宅建の科目別の勉強法!カリスマ講師達が教える合格の学習法とは?
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★独学で宅建試験をめざす時は、テキスト選びで勝負が決まります。
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通信講座は通学と独学それぞれの良さを取り入れる
通信講座は、通学と独学のそれぞれの良さを取り入れていると思います。
私だけでなく、通信講座の合格者は、費用対効果が最も高い事をメリットにあげています。
私の経験上、宅建の資格試験は中難易度のレベルなので、通信講座でも充分合格できます。
実際に宅建の合格率が驚異的に高い通信講座もあります。
全国平均の合格率4.21倍のフォーサイト、法人研修の受講生だけの合格率であれば93%のスタケンなどが実績を出しています。
初心者でも取り組みやすいオリジナル教材の開発に力を入れている事も特徴です。
勉強の効果が検証済みの独自のメソッドを使い通学並みに充実しています。
また、便利に簡単にどこでも勉強できる手軽さが最大の魅力の一つです。
独学・通信講座・通学のまとめ
それぞれの勉強法のメリットとデメリットを簡単にまとめると
メリット | デメリット | |
独 学 |
・費用がかからない ・質問ができない |
・やり切る意志と計画性が必要 ・受験情報が入りにくい |
通信講座 |
・教材選定がされている ・良質の受験情報を入手 ・疑問点が質問できる ・自分のペースで勉強できる |
・独学よりも費用がかかる ・やり切る意志と計画性が必要
|
通 学 |
・合格率が高い ・ライバルや仲間ができる ・モチベーションが上がる ・良質の受験情報を入手 ・疑問点が質問できる |
・費用が高い
・自分のペースで受講できない |
勉強をやり切る覚悟があれば、通信講座を選んでも大丈夫です。
迷った時に自分に合った勉強法を選ぶ方法とは
最後にまだ、独学、通信講座か通学か迷っている人に向けて勉強法を選ぶ方法を紹介します。
下記の判断基準で勉強方法を選ぶと失敗しません。
1)「費用対効果(講座にかかる費用と合格する確率)」
2)「資格の難易度と自分の今の実力」
特に2)資格の難易度と自分の実力とのバランスを考える事は、とても重要です。
今の自分の実力で、どれぐらい勉強すれば合格できるか?
現状の実力と必要な勉強量を把握しないと、試験までに間に合わず不合格になります。
もし、あなたが既に宅建の実務経験があり、試験問題に出題されている法令を理解する実力ならば、独学で充分かもしれません。
逆に宅建の受験は初めて、問題に出てくる法律用語の意味すら理解できないのであれば、
基礎から丁寧に教えてくれる通信講座や学校の通学を選ぶ方が、より合格に近づきます。
そしてその試験にどこまで費用をかけるか?も費用対効果を考えるのも重要です。
10万円以上の費用をかけられて通学する時間があるならば、通学も良い選択です。
逆にそこまで費用をかけたくなければ、通信講座か独学の選択になります。
合格率が上がるのは通信講座の方です。
でも「通学」「通信講座」「独学」どの勉強法を選んでも、最後までやりきるのは自分の力です。
自分を信じて最後まで諦めずに頑張ってください!