たとえ数ヶ月間でも、宅建士などの中難易度以上の資格試験に挑戦するのは大変です。
特に独学で資格試験に挑戦している人は、途中で毎日の勉強に疲れて、挫折寸前になる時期がきます。
勉強が挫折する原因は、学習の成果が上がらないことだけではありません。
私も経験がありますが、体力が持たないと独学は特に挫折します。
多くの資格試験は、暑い夏の時期が勉強の山場になります。
暑さで体力を消耗するので、身体もしんどくなり労力を使うことが辛くなります。
仕事と両立するだけでも毎日大変なので、更に独学でスランプに陥ると、つい勉強をサボりがちになります。
このように本試験までに体力が持たない、勉強がしんどくて気力が続かない事は、挫折する大きな原因にもなります。
今回は、そんな「気力と体力不足」を解決する体調管理の3つ方法を紹介します。
全て私が実行していて効果があった事です。
「 身体が変われば、心も変わる!」
勉強する気力を保つ、体調管理の方法を知りたい人は、是非読んでみてください。
Contents
独学の挫折は体調管理も原因の1つ
何のために自分は、頑張って勉強しても成果が出ない事に時間をかけているのだろうか?
こんな思考になるのは、大概、気分が落ち込んでいるときです。
それは= 疲れている時!です。
私達は日常の仕事や家庭で、やらなければならない課題(タスク)に囲まれています。
試験勉強に疲れる原因の1つは、毎日のタスクに勉強の負担が増えたからです。
たとえ勉強時間を工夫して捻り出していても、頑張らないとできない事が増えるのは、体力や気力、そして頭も使います。
特に勉強に慣れていない人は、勉強という新しいタスクにエネルギーを取られます。
何ヶ月もそれを継続するには、身体の基礎体力が無いとしんどくなります。
しんどくなると脳は、無意識のうちに身体を楽にする指令を出します。
よって疲れてくると人間は、生き物として新しく始めた身体に負担になることを止めようとします。
あなたが、もし宅建士の試験勉強に疲れてきていて、挫折しそうな時は、あなたに根性がない事だけが原因ではありません。
体力や気力を使う勉強を止めたくなるのは、自己防衛本能です。
生き物として体力を温存しようとする自然の摂理であると理解して、自己嫌悪にならないで下さい。
体調管理をしっかりするだけで勉強は効果が出る
今までスポーツを続けている人など出ない限りは、体力に自信がある人は少ないです。
私もそうですが、普通の人は、今からいきなり直ぐに体力をつけることはできません。
では、どうすれば身体が疲れないようにできるのでしょうか?
誰にでもできる一番簡単な事は、体調管理をしっかりとする事です。
「何だ!そんなの当たり前のことだ!」と思う人もいるかもしれませんが、意外とできていない人が多いです。
勉強に忙しくなると睡眠時間を削る、食事をおろそかにする、休日でも身体を動かさなくなる。
どれか1つでも思い当たりませんか?
体調管理を有効に行う3つのコツ
体調管理の鉄則は3つです。
「良質な睡眠時間の確保」、「食事の管理」、「身体を動かす」
これらは毎日少し意識して気をつけるだけで、2週間もしないうちに効果が出始めます。
良質な睡眠時間の確保
睡眠時間は体調管理で最も重要なことです。
特に夏はクーラーを付けていても寝苦しくなり、通常の睡眠時間を確保していても疲労が蓄積するといわれています。
そして、睡眠時間を試験勉強のために削ることは、体力が落ちる原因になります。
睡眠不足は、脳の働きが低下するので、勉強の効率も悪くなります。
睡眠時間は毎日、一定の時間を確保して、疲れた時は寝てください。
1日の終わりは、身体がつかれているので、早く就寝して朝早く起きて勉強するのもおすすめです。
朝は邪魔される事もなく、雑念も入りにくいので最も集中できます。
難関資格に合格した社会人は、頭が最も冴える朝の時間を有効活用していた人が多いです。
私も朝の時間を有効活用しています。
★ 宅建士はいつから勉強?合格者のスケジュール管理法4つのコツとは?
眠りの効果を高める3つのコツ
日本人の5人に1人は睡眠で十分に休養がとれていないことが、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(2016年)で明らかになっています。
青山・表参道睡眠ストレスクリニック(東京・港区)の中村真樹院長は、眠りの効果を高めるためのコツを紹介しています。
1. 睡眠時間を十分に確保 |
・睡眠不足なら休日に2時間ほど長く寝る ・昼食後、昼寝を15分ほど |
---|---|
2. 睡眠の質を高める |
・うたた寝は15分以内に ・夕方以降はカフェインを控える ・寝酒はしない |
3. 寝起きのリズムを整える |
・朝食でたんぱく質と糖質を取る ・朝、屋外で光を浴びる ・遅い飲食、スマホやパソコン操作を控える |
(参照:「日本経済新聞 プラスワン 2018年9月15日」より)
良質な眠りを誘う勉強方法
良質な睡眠時間の確保には、電子機器の刺激はよくないので、寝る前の2時間は携帯やパソコンなどの機器は見ない方がよいです。
最近の私は直ぐに寝落ちするので、携帯で勉強してもあまり関係ないですが、スマホで勉強していると、頭が興奮して眠れなくなる人もいます。
寝つきが悪い人は寝る前は、紙媒体の暗記にとどめるなど試してみてください。
テキストで問題を解いていると、やりたくないので直ぐに眠くなります(笑)
眠くない場合は、勉強が進むと思えるので精神衛生上よいです。
香りでストレス解消と眠りを誘引
またアロマの香りで眠りを誘引する方法もあります。
以前、仕事のストレスで夜に気になって眠れない時期がありましたが、そんな時は心を落ち着かせるのに役立ちました。
ラベンダーなど定番の香りを少しだけミニタオルにつけて、そのタオルを枕元に置いていました。
次の日は、やや香りが残るそのミニタオルを使用すれば、朝のストレス軽減にもなります。
おすすめ本「スタンフォード式 最高の睡眠」
私は体力がない人間なので、本当は6時間以上の睡眠時間は欲しいです。
「睡眠時間の確保」と「勉強時間の捻出」に日々悩まされています。
そのためか質の良い睡眠は人よりも追求してきました。
有名な「スタンフォード式 最高の睡眠」も睡眠に関心がある人は参考に読んでみてください。
「睡眠負債」の怖さもよく理解できます。
知っているような当たり前の事も書いていますが、実践したら良いヒントも沢山の得られます!
食事の管理
夏バテの多くの原因にもなるのが、食事です。
暑いと昼のランチは、うどんや素麺など喉ごしが良い麺類ばかりを食べてしまう経験はないですか?
この時に気をつける事は、必ずタンパク質などの栄養分も一緒に摂取することです。
間違っても忙しいから、握り飯やパンだけという炭水化物しか食べないのは、身体がバテる原因になります。
また、タンパク質だけでなく、ミネラル、カルシュウムなど栄養バランスの良い食事が、体力を落とさないコツです。
食事の栄養バランスに気を配ることは、脳を活性化させることにも役立ちます。
さらにご飯はよく噛んで食べましょう!
噛むと満足感が高まり、食べ過ぎることがなくなります。
勉強の効率を上げるには、満腹でない方がよく腹8分目ぐらいが丁度よいです。
身体を動かす
意識しないと、毎日やらないことが、身体を積極的に動かすことです。
身体を動かす事は、私には特に効果があります。
肩こりや目の疲れなどは、大概、身体を動かしていないことが原因である場合が多いそうです。
特に肩こりは、小まめに身体を動かす(両腕を上げて伸びをするだけの運動など)ことで軽減することができます。
かつての私のように「運動などする時間はない!」と思う人もいると思います。
運動もコマ切れの時間の活用です。
例えば通勤時間で、駅のエスカレーターを使っているのを階段を上る。
また、会社も5階までの高さならば、階段を使う方が運動になります。
そして、私に最も効果があるのが、寝る5分前の柔軟体操です。
かつての私はとても身体が硬くて、それも身体を動かしたくない原因の一つでした。
しかし、屈伸運動などを寝る前に軽く行うと良く眠れますし、1ヶ月以上続けると身体は確実に柔らかくなります。
以前テレビで70歳以上になっても活躍されていた
世界的なアートディレクター兼デザイナーの石岡瑛子さんが、
元気に動けるコツを語っていました。
彼女は、空き時間があれば、常に屈伸運動をしていたそうです。
ジムや運動をする時間が無い人は、どこでも何時でも出来る柔軟体操が効果的です。
ハードな現場でも若手に負けずに動ける体力の元は、ストレッチにありました。
屈伸運動で身体を柔らかくしているから、身体の調子が良いのです。
実際に元気な高齢者も、柔軟運動をして身体を柔らかくしている人が多いです。
寝る前のストレッチの方法
ここで自宅で寝る前に簡単にできるストレッチを紹介します。
毎日、1回ずつ1セットで良いので試してみてください。
(引用:「日本経済新聞 プラスワン 2018年9月1日」より)
1日5分間もあれば、どれも簡単にできます。
継続は力なりで、どんなストレッチでも毎日続けていると体は確実に柔らかくなります。
何も動きたくない、楽したい人は、下記のストレッチも有効です。
(引用:「日本経済新聞 プラスワン 2018年9月1日」より)
股関節などが柔らかくなり、足の疲れも取れて楽になります。
まとめ:勉強に挫折しない体調管理
以上のことは、意識すれば、誰でも直ぐに始められることです。
騙されたと思って是非試してみてください!
最初は面倒に思っても、実際に習慣になってしまうと楽になります。
毎日の健康管理が当たり前の習慣になります。
なぜ今まで意識しなかったのか?と思うぐらいです。
思い立ったら直ぐに行動!あるのみです。
悪い習慣ならともかく、良い習慣は身に付けないと損です!
心と身体は連動しているので、身体が健康であれば心も前向きになります。
そして、自己の体調管理が上手にできる人は、仕事もできます。
宅建試験に限らず人生が好転していきます。
体調をしっかりと整えて、健康になって宅建試験に合格しましょう!
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