試験に受かるには?自己コントロールが苦手な人が独学に必要な能力とは?

テスト

「資格試験に受かるにはどうすればよい?」独学する受験生には共通の悩みです。

当たり前の事ですが、合格できるだけの試験勉強をしなければなりません。

しかし、毎日が忙しいと何かに強制されない限り、勉強は進みません。

宅建士に受かるための試験テクニックやノウハウは、巷に溢れています。

しかし、大切な事が忘れられています。

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」の言葉の通り、

「試験勉強をする作業」は、結局は本人しか実行できない行為です。

どんなに素晴らしいノウハウを使っても、自己努力で勉強に取り組まない限りは、効果は出ません。

私達の日常生活には、勉強ができない誘惑が溢れています。

テレビを見たい、遊びに行きたい、飲み会を断れない。

疲れて勉強したくないなど

意思が弱い人にとっては、誘惑に勝ち「試験勉強をする作業」を続けるのは難しいです。

そういう私も、学生時代は勉強が大嫌いでした。

試験前でも漫画を読み続けてしまったりと、自己のコントロールが全くできない人間でした。

そんな私も社会人になり、年齢を重ねるうちに変わりました。

段々と自己コントロール能力を身につき、

誘惑に勝ち「勉強を自然に習慣化」できるようになりました。

今回は、試験に受かるためにはどうすればよいか?

自己コントロール能力」を高め、勉強の作業が楽に続けられる方法をご紹介します。

宅建受かるには自己コントロールが必須

勉強に自己コントロール能力が重要な理由

「自己コントロール能力」とは、

誘惑や衝動に直面した際に、自分の感情、思考や行動を抑制できる事、

長期的に利益が得られる結果を選ぶ能力のことです。

自制心を保つことができる人は、自己コントロール力が高いです。

そして、成功するために最も重要なのは「自制」する能力とも言われています。

「自己コントロール能力」=「自制心」

自制心(自己コントロール能力)と成功の関連性は科学的に証明されています。

世界的に有名な実験「マショマロ理論」をご存知ですか?

【マショマロの実験内容】

これはマショマロ1個を4歳児達の目の前に置きます。

食べずに我慢すると15分後に、もう1個もらえると言って

子供達が我慢できるかどうか?を実験した結果です。

この実験を行った心理学者のJoachim de posada(ホアキム・デ・ポサダ)氏は、成功するために最も重要な資質は、「自制」する能力だと断定しています。

このマショマロの実験から14年、15年経って、追跡調査を行いました。

何が分かったんでしょうか?
研究者たちは 18歳から19歳になったその子どもたちを見つけ、マシュマロを食べなかった子どもたちはみんな人生がうまくいっていることを発見したのです。

(参照引用:logme (TEDより))

このマショマロ理論は、最近の再現実験では、異論を唱える説もでています。

「自制心だけが成功の有無を決めるのではなく、子供の育つ環境も大きな要素」などの新考察も出ています。

確かに環境によって人は左右されます。

しかし、自己コントロール能力の高い人が、ビジネスでも成功できる事例は、今まで数多く証明されています。

実際に資格試験に合格できる多くの人は、自己コントロール力が高いです。

それは、誘惑に負けず「毎日継続して試験勉強を続ける」意思を持つことができるからです。

試験に受かるには、この自己をコントロールできる力があると有利です。

それではどうすれば、意思が弱い人でも自制心を鍛えることができるのでしょうか?

試験勉強で自己コントロール能力を上げる方法

自己管理ができない場合は、強制される環境に身を置くことも1つの方法です。

勉強をやらざるをえない強制力のある環境になれば、人は嫌でもやります。

試験勉強とは内容が違いますが、ダイエットで有名なライザップなどが良い例です。

これはパーソナルコーチと二人三脚で、痩せる目標を決めプログラムを達成していきます。

入会金、トレーナー費も2ヶ月だけで何十万円もする結構な出費です。

また、何を食べたか?毎日のようにコーチに連絡しなければなりません。

よって、ダイエットをやらざる得ない環境になります。

出費に見合うだけのリターンを取り戻したいという気持ちも出ます。

コーチが付き、毎日強制的にやらざる得ない環境になるから、痩せられる例です。

資格試験の勉強も同じです。

意思が弱く「独学」や「通信教育」が無理な人は強制されないとできません。

「資格学校」へ通い、授業時間中は勉強をやらざる得ない環境にするのも1つの方法です。

さらに、資格予備校へ通学する事は、授業料は何十万円の出費になります。

受講費用を無駄にしたくない強い気持ちになるのも効果があります。

そして、お金をかけずに、私が経験した中で一番効果的な方法があります。

それは「資格試験に一発合格する!」と周囲に宣言することです。

ポイントは「受験します」ではなく、

「一発で合格します」と断言することです。

試験に受かるために、強制的に自分をやらざる得ない環境に自分を追い込んでしまう方法です。

これは、意外に効果があります。

言葉で発した事は、現実化する」は、ある程度は本当に実現します。

文系出身の私が30代で最初、「一級建築士に合格する!」と宣言した時は、周囲は誰も信じませんでした。

本人も途中で半信半疑になり挫折しかけた事は何度もありますが、言葉の力とは恐ろしいです。

強制的に自分を追い込むように何度も繰り返していると、本当に合格しなければならない雰囲気になってきます。

特に職場で宣言してしまうと、合格しないと恥ずかしいので必死で勉強します。

しかし、宣言するのは恥ずかしい。

強制的に自分を追い込む事が、逆にプレッシャーになる人にはおすすめできません。

別の方法があります。

毎日、少しづつ自己コントロール能力を高める方法

実は「自己コントロール能力」とは、年齢と共に高まっていく能力である事を知っていますか?

例えば、若い頃は無制限に遊んでいた人でも、年齢を重ねれば落ち着き自制できる事などです。

人間は経験と共に学習するので、段々と欲求よりも理性が勝つようになってくる生き物です。

よって自己を管理する能力は、訓練すれば誰でも身につける事ができます。

毎日15分間の勉強から続ける

いきなり2時間勉強するのが難しい人は、まずは15分間から勉強を始めてみる事です。

参考記事:「宅建に合格するための勉強時間:挫折しない目標設定とスケジュール管理の方法

毎日、ほんの少しの15分でもよいので、続けることが重要です。

15分間、勉強に集中できれば次は30分間と、段々勉強時間を増やしていきます。

勉強を続けて習慣化してくれば、自然に「自己コントロール能力」管理能力が高まってきます。

ダイエットも最も苦しいのは最初の1ヶ月です。

その1ヶ月まずは乗り切ってみてください。

宅建に受かるには、まず15分間の勉強を1ヶ月間、毎日継続することです。

これが達成できれば、あなたは合格へ一歩近づきます。

小さな成功を積み重ねる

結果が出ない状態を長く続けるのは、どんなに意思が強い人でも数ヶ月が限界です。

一番辛いのは、やっても結果が出ない、成果が出ていない状態です。

これを防ぐために、最初は小さな目標を達成させましょう。

例えば、1週間で問題を30問解く、解ければ手帳に達成の印をつけます。

1日15分間勉強するという目標でも、もし4日間続ければ、1時間も勉強したことになります。

「継続は力なり!」

小さな目標でも達成していけば、宅建合格への目標に近づきます。

積み重なれば1ヶ月経つと、かなりの事ができていると気がつきます。

資格取得が人生を変えるきっかけになる

何のために苦しい試験勉強をするのでしょうか?

仕事でスキルアップ、年収アップ、転職の為など理由は人それぞれです。

どんな資格試験でも合格して資格を取得できないと意味はありません。

また、資格試験に合格することは、人生の中では些細な出来事で、資格だけで人生が劇的に変わることなどはありません。

しかし、目標を達成した経験を通じて、自己コンロール能力が身につき、仕事で使っていけるようになると、人生が大きく変わるきっかけになります。

資格を仕事の実務で生かしていけると、自分の強い武器になります。

私も資格取得を通じて人生が変わりました。

その最初の一歩を踏み出せるように頑張りましょう!

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