そして、宅建士試験で独学を決意する人にとって気になるのは、独学で勉強した場合の合格率です。
これは私も気になったので独学する前は探しました。
ネットで調べていると独学でも3週間で合格できたとか、独学だと合格が難しいなど色々な意見が出ています。
私の場合は、最初は独学で宅建士を目指して、後で通信講座に切り替えて短期で合格しました。
しかし、過去に勉強時間が確保できた時は、2級建築士は独学で取得したので、独学も条件次第では合格できます。
独学であっても宅建士試験に合格する事ができるのか?
また、宅建士に独学で合格できる人の3つの条件をまとめてみました!
これらに当てはまれば、あなたは独学で宅建士を目指しても大丈夫です!
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Contents
宅建の独学の合格率は正確なデータがない
宅建士の全体の合格率や合格者の職業や年齢別の内訳などは、不動産適正取引推進機構で公開されています。
より詳しい情報が掲載されている「平成 29 年度宅地建物取引士資格試験の結果 について 試験部」もあります。
しかし、そのうち独学した場合の合格率の内訳は正確にはわかりません。
そもそも20万人以上の受験者のうち独学する人数はどれぐらいなのか?
独学で合格した受験者を追跡したデータもありません。
正確なデータは無いので、大規模なアンケート調査をしない限りは、独学の合格率を出すのは難しいです。
よって、周辺情報を元に独学で受ける受験者数の予測と宅建士の独学の合格率を検証していきます。
宅建士の合格率は受験者数が増えても15%と変わらず
宅建士の合格率は、毎年15%前後で簡単には合格しない試験です。
2019年度の合格率は、15.6%と、ここ数年間、ほぼ同じです。
実施年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
宅地建物取引士 試験 |
平成30年度 | 265,444 | 213,993 | 33,360 | 15.6% |
平成29年度 | 258,511 | 209,354 | 32,644 | 15.6% | |
平成28年度 | 245,742 | 198,463 | 30,589 | 15.4% | |
平成27年度 | 243,199 | 194,926 | 30,028 | 15.4% |
(引用参照:「不動産適正取引推進機構」より)
受験者が増加しても、毎年15%以上は、合格できるので難易は変わっていません。
合格率が年々下がり難易度が高くなる試験は、独学の場合は不利と言われます。
しかし、宅建士の場合は、受験者が増えればそれだけ、合格者も増えます。
合格率が受験生が増えても変わらないことから、当面の宅建試験は難易度は当面は変化がないと予測できます。
他の法律系の難関資格に比べると独学でも合格できそうな感じがします。
法律系の資格の中では、比較的やさしいマンモス資格である事は、当然、独学でチャレンジする人も変わらずいます。
6割以上?が宅建士で独学を選ぶと予測
一説には、8割近い宅建の受験者は、独学であるという話も聞いた事があります。
私の感覚では、8割まではいかなくても6割以上の人は独学を選ぶのでは?とは予測しています。
合格率であれば、やはり通学や通信講座の人よりは低くなると思います。
その理由は、試験に出る的を絞った勉強ができる機会が、独学は少ないので不利になると予測されるからです。
ちなみに通信講座や通学の資格予備校であれば、合格率を公開しています。
おすすめの通信講座は?>>【宅建フォーサイト】評判と口コミは?元受講生の私が合格率71.5%の理由を語る
独学にプラス効率よく勉強できるノウハウを手に入れると、時間の節約にもなります。
私の場合も、一定の時間をかければ独学でも合格できたとは思いますが、通信講座と併用することで時間を買いました。
宅建の独学でも合格できる人の3つの特徴
宅建士に限らず、独学で国家資格に合格した人は、私の周囲にも何人も居ました。
独学は挫折する人もいますが、合格できる人もいます。
そして、私の周囲でも宅建士に合格した人を見ていると、独学でも確実に合格できる人には、共通する3つの特徴がありました。
自己管理能力が高い
独学であれば、資格予備校などに通学するのとは違い、強制的に勉強をさせられる環境ではありません。
勉強をさぼろうが、途中で中断するのも自分次第です。
更に独学はお金をかけていないので、途中で勉強を止めても抑止力がききません。
こんな状況を制御しながら、計画的に勉強を続けられるのは高い自己管理能力を持つ人です。
自己管理能力は年齢と共に上がっていくと言われています。
そういう意味では、社会経験を積んだ30代以上は、社会経験も長く我慢することも覚えています。
20代よりも自己管理能力が高い人が多いので、独学に向いているかもしれません。
自己管理ができる人は、意思が強いので、勉強は必ずできます。
過去に資格試験合格の経験があり勉強法を知っている
中難関レベルの試験に合格した経験がある人は独学でも、ほぼ合格しています。
合格の成功体験を持つ人が合格することは、私の周囲でも当てはまります。
特に2級建築士に合格した女性は、宅建士試験にも、ほぼ全員が合格しています。
中には油断して勉強しなかった人は不合格でしたが、そんな人でも軌道修正ができれば、翌年には合格しています。
そんな人達は、元から頭が良いから合格できると思う人も多いですが、違います。
成果を上げる勉強方法を過去に習得しているから合格できるのだと思います。
的外れな試験勉強をしていても時間ばかりが無駄に過ぎていきます。
独学でも合格できる人は、効率のよい試験勉強で成果をあげられる人です。
宅建士の試験であれば、過去問題の出題が中心になります。
よって試験勉強に慣れている人は、点を伸ばす為に過去問重視で勉強します。
また、事前に情報収集をして、試験に出題される箇所を重点的に対策する無駄を省く勉強のやり方をします。
試験に合格できる勉強法を習得すれば、合格できる確率が上がります。
勉強はコツ次第である事は、私も自分の経験から自信を持って断言できます。
★ 独学の試験対策法は「宅建の科目別の勉強法!カリスマ講師達が教える合格の学習法とは?」で詳しくわかります。
独学でも合格への執念が強いと合格できる
お金をかけない独学の人は、高い授業料を払う通学の人に比べると、合格の執念があまり無いと言われます。
お金を支払う事は、その費用を無駄にしたくないという気持ちも働くので、真剣に取り組める動機にもなります。
ただ、独学であっても宅建士合格への執念は強い人は大丈夫です。
下記の場合のように宅建士資格取得が切実な人は合格できる可能性が高いです。
・ステップアップ転職をしたい。
確実に宅建士に合格したい人は、私のように途中から多少費用がかかっても独学と通信講座を併用する人もいます。
また独学の場合は、「全国模試」や「直前講座」だけ申し込む人も多いです。
不合格になり来年も受験しなければならない損失を考えれば、少しの費用2万〜3万は惜しくなくなるからです。
独学を選んでも模試や直前対策に費用はかかる
独学は手軽に試験勉強が始められて、費用が安くつくイメージがあります。
しかし、途中から不安になり「直前対策講座」や「全国模試」に申し込む人も多いです。
テキストと問題集だけで受験する独学の人もいますが、試験対策の情報が入ってこない状況は、試験前には、かなり不安になります。
合格する自信がある人ならば問題はないですが、この不安感に打ち勝つのは普通の人は大変です。
ネットでもブログを中心に試験に役立つ情報は掲載されていますが、それだけでは不十分だと感じる人も多いです。
結果的には「模試」以外にも「直前の対策講座」などを追加で申し込みたくなります。
すると勉強にかかる全部の費用は、2〜3万円以下の安い通信講座と変わらなくなります。
時間を買う行為が、通信講座か通学になる
最後になりますが、「独学でも宅建に合格できるか?」の質問には対して
私の回答は「独学でも勉強できる人は、宅建には合格できる」です。
独学であっても上記の3つの特徴に当てはまる人であれば、中難易度レベルの資格である宅建士であれば、多分合格できます。
私も独学だけでも時間をかければ合格できたと思います。
私が途中から通信講座に切り替えた理由は「時間の節約」です。
毎日が忙しいと、納得がいくまでテキストを読んだり、疑問点を調べるなど、十分な勉強時間が確保できない事が多いです。
また、仕事と家事の負荷以外に更に勉強時間を確保する事は、体力も気力も使います。
長期間にわたり緊張感を維持するのも大変なので、短期間で勝負をつけたい気持ちもありました。
時間を買う行為が、通信講座を選ぶ事だと思います。
独学でも宅建試験には合格できますが、効率よく試験勉強をしたい人は、通信講座も検討してみてください。
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