不動産のビジネス英語:”Redfin”エージェントと予約システムの英文(2)

英語で学ぶ不動産

この「不動産のビジネス英語」では、宅建士が不動産の実務で使える英語学習を目指しています。

ビジネスで使える英語力を身につけると、キャリアアップに役立つだけでなく、年収も上がります。

 

前回は、Zillowと並ぶアメリカで注目の不動産仲介会社Redfinの英文を読みました。

(参考記事:「不動産ビジネス英語:US不動産仲介”Redfin”(1)ビジネス手法とは?」)

 

このRedfinは、業績は右肩上がりで伸びていますが、業界の破壊者とも呼ばれています。

USの不動産業界の常識であった売手側の仲介手数料を半額にするなど大胆なビジネスを展開しています。

今回は、顧客に支持され、利益も出せるRedfinの仲介システムについて詳しくみていきます。

Redfinのエージェントの問い合わせ方法

Redfinでは、地域を絞り込む機能があります。

検索と同時に、その地域のエージェントに直ぐに連絡を取ることができます。

 

(引用画像:Redfinより)

Sacramento 地域の不動産エージェントを表示させました。

(引用画像:Redfinより)

不動産取引数が多い実績のあるエージェントほど、上位に表示されます。

Sell With a Top-Rated Redfin Agent in Sacramento

・Recent deals : 最近の取引数

 

最近の取引件数の多い Scott Mercerさんを選びます。

With Redfin since 2017:2017年からRedfinに登録しています。

(引用画像:Redfinより)

星の評価は4.9と高評価のエージェントです。

Homes Sold:180 :今まで売った家は180件

彼のレビューも見れます。

不動産エージェントのレビュー

(引用画像:Redfinより)

このレビューを見て面白いのは、赤字でRと書かれた説明文です。

 

顧客へ成功も失敗事例も全て調査した結果、

エージェントの支払いは、顧客のレビューを元に(参考にして)支払いが行われます。

and pay our agents based on their reviews.

base on

~に基づく、~に準拠する
 base on an evaluation of the facts:事実の評価に基づく

(引用:アルクより)

 

また、エージェントの評判もレビューを見れば一目瞭然です。

(引用画像:Redfinより)

最上級の褒め言葉です。

Scott was outstanding!

スコットは素晴らしい!

outstanding【名】未払いの負債、貸付残高
【形】

  1. 〔同種のものと比較して〕ずばぬけた、傑出した、極めて優れた
  2. 〔同種のものの中で〕目立った、人目に付く
  3. 突き出した、飛び出した
  4. 未解決の、未払いの、未処理の
  5. 〔株式・債券などが〕発行[発売]されている、流通している、発行済の(引用:アルクより)

outstanding は、名詞では「未払いの負債や貸付残高」の意味があるのを覚えてください。

He was awesome.
彼は見事だった。

awesome【形】

  1. 畏敬[畏怖]の念を抱かせる[起こさせる]、荘厳な
  2. 畏敬[畏怖]の念を表した[が表れた]
  3. 〈米俗〉素晴らしい、すごい、最高の、見事な、いけてる(引用:アルクより)

RedfinやZillowなどのネットの仲介サービスでは、顧客のレビュー投稿は必要不可欠です。

レビューで、顧客は人や商品が信用できるか?をネット上で判断することができます。

 

ビジネスが成功できるかどうか?は、サービスに顧客のレビューが多く集まるかどうかです。

 

レビューは利用者が勝手に投稿するものなので、

運営側は手を加えずにコンテンツが、自動的に増えていくメリットもあります。

物件は詳細部分まで3Dで事前に確認が可能

エージェントのプロフィールの中には、

彼が過去に売った物件と、現在、取引中の物件情報が地図で表示されます。

(引用画像:Redfinより)

その中の1つの物件をクリックすると、更に詳細な情報が表示されます。

右上に価格、ベット数や面積など、分かりやすく表示されています。

(引用画像:Redfinより)

 

画面の下側は、3DのVR(バーチャルリアリティ)機能です。

実際に部屋の室内を歩いているかのように閲覧できます。

(引用画像:Redfinより)

3Dのバーチャルリアリティで部屋を見れる機能は、利用者にとても便利です。

現地で確認する前に自分の要望に合うかどうか?をほぼ確認できます。

 

また、エージェントにとっても顧客が事前に確認できる事は、利点があります。

申し込みの確率の高い見込み客しか現地に来ないので、無駄な営業をしなくて済みます。

物件見学の予約が直ぐに入れられる

そして、Redfinの特徴は、ネット上で室内の詳細情報まで収集できる事だけではありません。

直ぐに物件見学の予約が取れることです。

 

右側の ”Schedule Tour” (物件見学)では、カレンダーが表示されます。

この物件は、”go tour it now”  「現在は見学可能」です。

“Start an Offer”で予約が取れます。

(引用画像:Redfinより)

このように物件見学の予約が取れる機能は、ZillowグループのTruliaにはありません。

(参考記事:「不動産エージェントを探す機能を使用する」)

 

Zillowの場合は、登録する不動産エージェントの広告料で運営が成り立っています。

よって、エージェントへ顧客から連絡する必要があるので、

ネット上から直ぐに顧客から自由に物件見学の日時を設定することができません。

 

しかし、Redfinの場合は自由です。

Open Houes が見学できる日時もネットで公表されています。

(引用画像:Redfinより)

Next available: 次に可能な日

Tomorrow at 11:00 AM:明日の午前11時

Zillow とRedfinのサイトを比較すると違いがわかります。

 

同じように不動産をネットで仲介するビジネスでも、

情報提供で何を重視するかによってサイトの構成も変わってきます。

 

不動産仲介のサイト作りをする時の参考にもなりそうです。

 

次はRedfinでどのように予算が節約できるのか?

“How You Save With Redfin “の英文を学習していきます。

次の記事「不動産のビジネス英語:”Redfin”不動産売却の手数料1.5%の仕組み(3)

 

宅建士が不動産業界で年収アップする秘訣

参考記事:「宅建士に英語力は必要か?英語の求人と年収、将来性を考察」

コメント

タイトルとURLをコピーしました