宅建士の年収アップ:PM(プロパティーマネジメント)のハイクラス求人の魅力とは

宅建士の転職と仕事

ここ数年、「宅建優遇」の求人募集をみていると営業職の募集だけでなく、PM(プロパティーマネジメント)の募集が目立ちます。

 

主に東京を中心とした首都圏や主要都市を中心に増えています。

プロパティーマネジメントの仕事を一言で説明すると「不動産の資産価値の向上を行う業務」です。

 

資産価値を向上させる為には、適切な不動産施設の管理や運営が必要です。

このプロパティマネジメントの応募は、実はハイクラスの転職の求人も多いです。

歩合制の営業職とは違い、年収が固定給でも高めである場合が多いです。

 

今回は、宅建士が年収アップできる注目のPM(プロパティーマネジメント)の職業についてお伝えします。

既存の不動産を有効に管理し運用する需要は、少子高齢化の時代になっても増え続けると予測されています。

AI時代で不動産のディーラー職はなくなると予測されていますが、その中で生き残れる仕事の1つとして、ぜひ読んでみてください。

宅建士が年収アップできる求人

不動産のプロパティマネジメント系の専門職の求人であれば、東京方面とその他の地域では差はあります。

しかし、平均年収は、経験者であれば1000万前後になる事もあります。

 

 

また、営業職であれば宅建士の資格は経験があれば、必須でない場合もありますが、PM(プロパティマネジメント)の場合は宅建士は必須の求人がほとんどです。

 

そして、このプロパティマネジメントは、施設の老朽化が急速に進む日本で、将来性も需要が伸び続けるとも予測されています。

マンション管理や老朽化したビル施設の活用など誰もが出来る仕事ではなく、難易度は高いですが、様々な分野で活躍できるチャンスがあります。

不動産管理のプロであるPM(プロパティマネジメント)の仕事とは?

日本の不動産業界でプロパティマネジメントの運営手法が一般的になりましたが、「不動産資産の価値向上」の業務内容は、多岐にわたります。

 

現在、物件開発(企画やテナント誘致)や不動産運営には、多くの宅建士が活躍しています。

営業としてオーナーに売り込むだけでなく、資産管理や運営計画を立てる専門性の高い業務を任される宅建士もいます。

 

そして最近では、不動産経営をプロに任せて運用する流れが世の中の主流になっていることから、オーナー代理のような立場になることもあります。

 

これは、不動産の所有者(オーナー)に代わり、専門スタッフ(プロパティマネ-ジャーなど)が、不動産を運用していくことです。

不動産の資産価値を最大限に高め運用する事で、賃料収入が上がるなど物件の収益力を上げる事を目的とします。

 

外資系の投資運用会社の場合であれば、不動産の所有者を代行する業務を大きく2つに分けています。

主に投資資金の運用を行う「アセットマネジメント(AM)」と運用の管理業務を行う「プロパティーマネジメント(PM)」です。

宅建士であれば管理業務が主になります。

プロパティーマネジメント(PM)とアセットマネジメント(AM)の違い

アセットマネジメント(AM)は、Asset Managementの略です。

この業務は、プロパティマネジメント(PM)の仕事と結びついています。

アセットマネジメント(AM)とは、

・主に所有者の資金管理運用を担当

・不動産の収益性に軸を置いた経営に関わる

不動産物件の開発、建築、運用、売却まで、一連のサイクルを手がけますが、収益性を上げる仕事がメインになります。

投資用資産などのポートフォリオ(金融商品の組合せ)を運営管理する業務などもあります。

 

一方、プロジェクトマネジメント(PM)は、

・不動産の運営や施設管理

・不動産の価値を維持するための建築リニューアル(建替えや改装)

PM(プロパティマネジメント)は、AM(アセットマネジメント)より、仕事を受託して、実際に不動産を運営や管理業務するのが、主な仕事になります。

 

AMが定めた戦略を現場で具体的に実行していくのがPMの役割です。

宅建士の場合は、このPM業務に携わる人が多く、転職市場の求人もPMの職種で宅建士の資格者を優遇する募集が多いです。

 

専門知識を必要とするAMやPMのプロを活用することが、収益不動産の経営戦略上いまや必要不可欠になっています。

プロパティマネジメント(PM)に宅建士が必要な理由

不動産の資産価値を上げて、利益を出し続けるためには物件の価値向上や維持が必要です。

その物件が収益性の高い物件であれば、入居者の満足度は高まり、好条件(高い賃料)の契約が増え、物件自体の利益が上がります。

そのような不動産は収益性が高いので、資産価値も同時に上がります。

 

住宅、ビルや施設など不動産資産をもつ所有者(オーナー)には、入居者からの賃料が主な収益源です。

不動産を収益源を高める資産に変えていかないと、不動産は不良債権になってしまいます。

 

この不動産の資産価値を上げるために欠かせない専門家として、宅建士の需要が高まっています。

宅建士が活躍するプロジェクトマネジメントの導入例

欧米では、不動産事業でAMやPMのプロを活用するのは一般的です。

 

最近では、日本でもPMを積極的に導入する会社は多くなりました。

特徴としては、欧米の外資流の短期の利益確保を重視するドライな運営手法だけではなく、将来性を重視した日本独自の運営手法を編み出しています。

 

対象は事業法人、個人のビルオーナー、賃貸ビル、マンション 商業施設、ホテル広範囲の不動産、医療施設、公共施設、インフラ事業まで様々です。

大手のディベロッパーが自社で開発した物件の経営している場合もあります。

建設業界からも不動産の管理運営マネジメントビジネスへの参入が増えています。

プロパティマネジメントの宅建士の活躍

下記の業務で宅建士は活躍しています。

・最適な賃料の設定・建築計画にアドバイス

・リーシング(テナントを誘致する)

・管理と運営(入居者のフォローや管理コストの削減など)

 

優良テナントを誘致する(リーシング)業務は重要な仕事です。

建築物件の竣工(工事の完了)と同時にテナントが入居できるようにタイミングに合わせて、関係者のスケジュールを調整します。

テナントリーシングを進めるにあたっては、周辺の賃料相場を調査するマーケットリサーチも必要です。

売れる物件の開発の視点から、建築の企画にアドバイスをする事もあります。

 

また、多数のテナントが入居する共同で使う物件であれば、管理組合の立ち上げとサポート、管理規約や所有区分を決める準備なども行います。

不動産の法令などの幅広い知識がある宅建士は、これらの業務に必要とされています。

宅建士が転職でキャリアアップする方法

宅建士の場合は、未経験で仲介業務から始めて、賃貸管理、物件管理でPM(プロジェクトマネジメント)のキャリアを積む人が多いです。

PMからAM(アセットマネジメント)へのキャリア転換する人もいます。

プロパティマネジメント(PM)で培ったノウハウを活用してCRE(企業不動産)のマネジメント戦略の立案まで行えるようになります。

その後で資産運用のプロになり、ファンドマネージャーになり、億単位の資産の管理運用のキャリアを描く人もいます。

 

宅建士になることは、不動産業界で働く人にとっては、キャリアアップの第1歩にもなります。

 

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